装着前に心配だったのが、雪の無い道路でのスタッドレスタイヤは、製品の謳い文句でもある接地面積の増大や、ラジアルタイヤのトレッドパターンに比べて細かい切り込みが刻まれているのでロードノイズが大きくなること。また柔らかいゴムなので旋回時にグニュッとした感覚になるのかとイメージ的に思っていたのだが、喜ばしい事にその予想を大きく裏切る結果となった。

 

一般道を走り出してすぐに思ったのが想像していなかった静粛性の高さで、意外なほどにロードノイズが抑えられており特別うるさいと感じる事はない。乗り心地も変にフワフワとした感覚もなく、しっかりとした安定性を発揮するのだ。旋回時もスンナリとしたコーナーリングで、想像していたグニュッとした感覚も無いのは意外ですらあった。一番大切なブレーキ時の制動距離もラジアルタイヤの時と、ほぼ同じで不安に思うことは特にない。

 

なぜなら多くの場合すでに、クライアントの広告文はまずまず良いものに仕上がっている。それでも小さな反応しか取れていないなら、その原因の9割はヘッドラインの貧弱さにある。ヘッドラインの修正は多くの場合、私が試行錯誤を繰り返すたった一つの要素でもある。

 

ヘッドラインは広告文を成功させるための最重要課題だ。ヘッドラインで読者の興味を十分に喚起できなかったなら、本文がどれほど優れていたとしても、また製品がどれほど素晴らしかったとしても、また提案がどれほどその人にぴったりだったとしても、人々はそこから先を読むことはない。

 

このために私は、興味を喚起し次へと読み進めてもらうための釣り針をヘッドラインに仕込むべく努めるのだ。

 

販売捜査の仕事を少しした後、クライアントが記入した予備調査票に目を通す。これは通常、ヘッドラインに少し手が加えられた状態で私の手元に届く。最高の反応が取れると思えるものができるまで、私はそれを何回も書き直す。